新商品・新サービス開発市場調査で売上アップに貢献

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新商品・新サービス開発に役立つ、簡単市場調査の3段階発想法

商品・サービス開発の「落としどころ」は下図のように3段階に分類されると考えられます。

三角形の下から上に行くに従って、《現実的・顕在的・表層的なわかりやすいもの》から、《内面的・潜在的で奥深くの思考》の上位概念へと移っていきます。

◆③概念的・潜在的な意識・・・・・理想の生活の提案

◆②行動に転化されているもの・・・・・生活者の行動・動態に現れている「あったらいいもの・いいこと」を発見し、潜在欲求を充足

◆①現実的・顕在的なもの・・・・・いわゆる一般的な商品開発手法でよく使われる、不満・不足・不快・不安など「不」の解消


「①現実的・顕在的なもの」とは、生活者が商品やサービスを利用した際に感じる不満・不足・不快・不安などです。
これはアンケート調査やグループインタビュー調査などを実施することで、「この商品のここが使いにくい」「こういうサービスがあったらいい」といったご意見を収集し、いわゆる「不」の解消をすることで新商品・新サービス開発に活用できます。
またその発想の範囲も限定しなければ、さまざまな方向に拡げていくことも可能です。

たとえば「アイロンがけが嫌い」という「不」は、アイロンを作っているメーカーでは「アイロンがけが好きになるアイロンの商品開発」という命題になりますが、違う発想方向で考えると(実現可能かどうかは別として、ですが)「アイロンがけの家事代行サービス」「しわにならない洗剤」「しわにならない服」「しわにならない洗濯機」「アイロンがけのクリーニングサービス」「夫や子供がアイロンがけをやりたくなる家庭運営法講座(?)」・・などひとつの「不」からいろいろなものが生まれる可能性があります。

「②行動に転化されているもの」とは、生活者の意識の中で何か「こうしたい」、「これがやりにくい」といった思考があると、それが無意識のうちに何らかの行動に現れてくることを指しています。

たとえば、「入浴時、湯船に浸からず足湯で済ませている」「両親貯金をしている(親のための貯金)」といった行動が定性調査で明らかになったとします。
この「足湯する」という行動や「親のための貯金する」という行動の理由・動機も同時に調査したり、言葉で表現されないこともありますので実際に使っているところや状態を見るために観察調査をすることで、新商品や新サービスへと発想を拡げることができます。
「入浴時に足湯」ですと、「毎回お湯を溜めるのがもったいないので節約のため」とか「シャワーだけでは血流がよくならないので」といった理由に応じて、「お湯を温める装置」「足湯を手軽にできる装置」とか「血流をよくする美容家電」「血流をよくするストレッチ」「血流を良くするサプリ」などが、「親のための貯金」ですと、直接的に「金融機関の預金サービスメニュー」はもちろんありますし、他にも「いろいろな親の見守りサービス・商品」に展開するなど、いろいろな方向性での開発が発想できると考えられます。

「③概念的・潜在的な意識」とは、上記①②のような特定のモノやサービスに関連する意識や行動ではなく、その人の考える「理想形・理想の生活」のお話しになります。
ですのでたとえば浴室の商品開発をする場合でも「理想のお風呂生活とはどんなものか」はもとより、お風呂生活だけでなくライフスタイルそのもの、深層の考え方がそういったお風呂商品選択の場合にも影響してくると考え、調査では深いところを聞いていくヒアリング調査(デプスインタビュー調査)を実施します。


上記各調査の詳しい内容は《消費者アンケート調査サービス》 《グループインタビュー調査サービス》 《観察調査サービス》《ヒアリング調査サービス》 をご覧ください。

当社ではそれぞれの調査を実施し、調査目的に応じた商品・サービスのコンセプト提案をいたしております。

消費者の声を聴くと、新商品・サービスの開発には迷いがなくなりますので、
ぜひ市場調査を一度ご検討してみてください。

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