女性の隠れたニーズ・欲求を見つけて、商品化・サービス化する方法

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女性の隠れたニーズ・欲求を見つけて、新商品化・サービス化する方法とは?

■経済番組などで「消費者の、自分自身では気付いていないニーズを発見し、商品開発して提案することが重要」といった解説を耳にすることがあるかと思いますが、実はその方法はずっと以前からあるのです。
(私だけではなく、恐らく市場調査会社でリサーチと課題解決策提案業務に従事する人間ならやっていることだと思われます)

ここでご紹介しても差し支えがないかと思われる、昔の案件をご紹介させていただきます。

私が会社員時代に勤務していたうちの、ある市場調査会社では、マーケティング調査を実施して新商品や新サービスのコンセプトを提案するのが主な業務でした。

家電メーカー、食品メーカー、トイレタリーメーカーなど多業種の企業様から、女性をターゲットとした新商品・サービスのコンセプトを提案する業務を多く請け負っており、その提案により多くの企業様の売上を上げるお手伝いをしておりました。
私もまた多くのクライアント企業様に、新商品のコンセプトを提案しておりました。
(ただし、成功事例だけではなく失敗事例もあり、それはまた別項目でご紹介させていただきます)

その中の一例をご紹介させていただきますと、今でも売れている商品に女性向け美容家電の「まつ毛カーラー」があります。
男性の方はよくわからないかもしれませんが、特に若い女性には必需品のまつ毛をくるんと上向きにかわいらしくカールさせるハンディタイプの小さな家電です。

この商品のコンセプトを提案をしたのはもう30年弱くらい前のことになるかと思うのですが、その時代はもちろん【まつ毛をカールする電化商品】というものはありませんでした。
この案件のためのマーケティング調査内容は、東京と大阪にお住まいの20代・30代OLを対象に「グルーミング(お手入れ)について」という切り口でのアンケート調査とグループインタビュー調査を実施し、さまざまなグルーミング行動の情報を収集しました。

その結果から、私はOLの皆さまのきれいになるための努力・執念をくみ取り、まつ毛をきれいにカールさせることに対する力の入れようやどのように工夫しているかといったエッセンスを抽出し、【まつ毛をカールさせる家電】があったらOLの皆さまに喜ばれるのでは?とひねり出して、コンセプトとして提案しました。
(この【ひねり出し作業】にはけっこう生みの苦しみ的な難しさを伴います(笑)。私の場合は、まず頭の中にいろいろな情報をインプットしておいて、一定期間脳内で熟成させるとそのうちにいいアイデアを思いつく、というイメージです。)
(ちなみにこのときの業務では5つくらい商品コンセプト提案したと記憶しておりますが、そのうちのあと2つも商品化され、今も販売されているものもあり、この調査は非常に費用対効果が高いものとなりました)

つまり【生活者の隠れたニーズを発見して、新商品や新サービスを生み出す方法】とは、私の場合のやり方ではありますが、まずターゲットの現状をていねいに把握して、それを自分の頭の中でいったん咀嚼し、ターゲットのことを思い浮かべながら、こんなものがあったら喜んでもらえるのでは?など想像力を働かせてコンセプトに昇華させること、といえます。

御社の新商品の場合、現状把握とは何なのか、何をマーケティング調査すればコンセプトにつなげられるのか、といったことは課題や落としどころ(商品やサービス)によって違ってきますので、お悩みでしたらお気軽にわたくし鈴木にご相談くださいませ。
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