食品(スナック菓子)のアンケート調査 アンケート用紙の例

  1. ホーム 
  2. 失敗しないアンケートの作り方・マーケティング調査のノウハウ 

食品(スナック菓子)のアンケート調査 アンケート用紙の例

■食品の商品開発のためのアンケート調査では、ターゲットとする生活者の食品にまつわる現状を把握する必要があります。
「食品」ではあまりに範囲が広すぎるので、今回は「スナック菓子」を例に取ります。

スナック菓子の場合は、「ターゲットが誰か」も重要ですし、「食べるシーン」も重要です。

例えばスナック菓子のメインターゲットである【中高生×放課後(ベタですが)】や、【OL×会社で仕事中】【OL×帰宅後の家飲み】、【主婦×夕食の支度前】 、【サラリーマン×会社で仕事中】【サラリーマン×帰宅後の家飲み】など、現状でもいくつかのパターンがあります。

あるいはそういった、現状わかっている【ターゲット×シーン】ではない、まだ発見されていない未開のおいしい【ターゲット×シーン】が、意外にあるかもしれません。

これについては一度、縦にターゲット、横にシーンを入れたマトリクス表を作成してみてもよいでしょう。
その表を作成する際に重要なのが、ターゲットやシーンにはありきたりな設定ではなく、あなたなりの「ひとひねり」を加えてみてくださいね。
これも調査企画のたまらなくおもしろいところです。目の付けどころ、視点の差がでるところですね。

その表を作成した時点で、競合商品のないがら空きのワクワクする市場(俗にいうところのブルーオーシャンですか)が見えてくるかもしれません!

アンケート調査を開始する前にはそういった市場環境がどうなのかを事前に収集し、調査企画を立てることがまずは重要です。

堂々巡りのような話で恐縮ですが、その企画を立てるためには、まずはネットや図書館などで二次データ(すでに世間に出まわっているデータのことで、過去に公的機関が調査したデータや、他社が調査したデータなど)を収集し、ざっくりとした市場環境分析情報を持っておいて、その後一次データ収集のためのアンケート調査を実施してください。

初めてアンケート調査を実施される企業にありがちなのですが、二次データで収集できるような情報収集のためにアンケート調査を実施しようとする会社様が多いように見受けられますが、これは予算の無駄遣いですね。
もし弊社にその依頼をされたら、まずはアンケート調査よりは安価でできる市場環境分析を先にお勧めしています。

既にある情報は二次データから収集し、本当にアンケート調査でしか収集できない情報(一次データ)をアンケートで収集するべきで、いきなり何の情報もなしにアンケート調査をすると、予算がもったいないです。


■調査対象者×調査目的について:

調査対象者は大きく分けると、以下の2種類になります。
・自社のスナック菓子を食べている人
・自社のスナック菓子を食べていない人

「食べている人」も、ざっくり、ヘビーユーザーとライトユーザーに分かれます。
「食べていない人」もざっくり、以前は食べていたが今は食べていない人、食べたことのない人に分かれます。

調査項目は、マーケティング戦略にどう落とし込むかを先にイメージして作成する必要があります。

例えば、自社のスナック菓子を食べているヘビーユーザーに調査するなら、ヘビーユーザーは自社のスナック菓子の価値を強く認めてくれている人ですので、「そのスナック菓子の強みを伸ばす戦略」に活用できる情報を収集するのがよいですね。
どういうところが好きなのか、どういった食べ方をしているのかなど、くわしく調査することで、ライトユーザーや、食べていない人に対する施策を立案できます。

「ライトユーザー」なら、月に1回買っているのを週1回にするにはどうしたらよいか、「以前は食べていたが今は食べていない人」なら、何が原因でそうなったのか、価格なのか、購入場所なのか、商品自体なのか、競合に負けたのか、スナック菓子の購買行動や飲食行動など現状を詳しく調査することで、課題の解決策立案のための材料が収集できます。

このように調査の目的、落としどころによって、調査対象者をどうするか、何を調査するかを調査設計しておくことが、失敗しないアンケート調査のポイントとなります。

調査設計についてのお問合せ・ご相談は
今すぐ下記ボタンをクリックいただき、お気軽にお問合せくださいませ。
お電話のほうがよろしければ0120-964-806 までお願いいたします。

今すぐ!お問い合せ

お客様の声はこちらです