24号 「おくすり飲めたね」2006年4月23日
こんにちは!マーケティング イノベーションの鈴木規子です。
また、たいへんご無沙汰しております。(^_^)
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Q:このメルマガって、どんなメルマガ・・・?
A:このメルマガでは、日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、ご紹介しています。
他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。
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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「おくすり飲めたね」
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■今日の事例は、株式会社龍角散の「おくすり飲めたね」です。
「おくすり飲めたね」って?⇒http://www.ryukakusan.co.jp/topix/jelly/top.html
この商品はゼリー状のもので錠剤や粉末の薬などを包み、つるんと飲めるように
したものです。
薬嫌いの子供でもラクに飲めるので、子供に薬を飲ませるのに苦労していた
お母さん層に受け、現在は年間400万個以上を売り上げているそうです。
私も子供の頃、粉末の薬が飲めなくて、母が一包分を3つくらいに小さく分けて
オブラートに包んでくれるのですが、それでも飲めなくて母を困らせていたような
気がします。母親にとってはほんとに嬉しい商品でしょうね(^^)
この商品は「薬は飲みにくいものであり、がまんして飲まなければならないもの」
といった「常識」を肯定せずに、「飲み込みを補助する機能商品」が
できるのではないか?と目を付けたところが、素晴らしいです。
製薬会社が自社の薬の形状について改善するために消費者調査をする場合には、
この「飲み込みやすさ」についても調査項目として挙げ、「不満が高いという
調査結果が出たので、薬の形状を改善することにした」
という流れはあると思うのですが、「薬自体」ではなく「補助機能商品」で
気付いたという点がすごいです!
そして、「子供が薬を飲めないという不満」を解決する方法として
「ゼリー状の商品」に結びつけた発想力も素晴らしいです!
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■ここからは、この事例について「顧客調査をしたとしたら・・・」という
過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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私(商品開発社員)は、「大人でも薬を飲めない人がいるのだから、
子供ならもっと大変なのではないか?」と考え、幼児~小学生の子供を持つ母親に
アンケート調査を実施します。調査項目は
・楽に飲ませられる薬の種類・大きさ・形状・味(写真撮影)
・子供が嫌がる薬の種類・大きさ・形状・味(写真撮影)
・子供が嫌がる薬はどういう工夫をして飲ませているか?その方法(写真撮影)
・子供が好きなお菓子、飲み物
また、お宅訪問し実際に薬を飲ませるところを拝見し、実際にその方法、
所要時間、子供の様子などを観察します。
↓
調査結果をもとに、試作品作成→お母さんに試して頂く→改良→試し→・・・
を繰り返し、商品を完成させます。
■■■あとがき■■■
最近突然気付いたのが、「概念に名前を付けること(言葉にすること)」の
重要性です。(遅ればせながら・・・なのですが(^^;))
4月14日の日経MJで
「購入」で終わるAIDMAから、売ったことから始まるAIDEESへ。
という記事がありました。
これを読んだとき、私は「そうそう!そうやわな~。」くらいにしか
思わなかったのです。
ここでは詳細説明は省略させていただきますが、これは消費者の消費行動が
どのように段階を踏むでいくかを表した法則で、
以前の法則(AIDMA)では「購入」までで終わっていたのが、
AIDEESでは「売ったことから始まる」と提唱されています。
その例として、ハーレーダビッドソンのオーナーズグループのことも紹介されて
いました。
偶然その前日に私も22号の「ハーレーの犬用ジャケット」
http://blog.mag2.com/m/log/0000182751/107165106?page=1#107165106
でハーレーのオーナーズグループのことを取り上げ、売ったあとのお客さまを
「進化」させるしくみについて書いています。
私が気付いているくらいですから、ほかにもたくさん気付いていた人はいたと
思いますが、今回「AIDEES」として提唱されるまで、
「なんとなくの概念」だったように思うのです。
この、概念として考えているのと、「言葉にすること」に気付くのとでは
天と地ほどの差があるように思い、ちょっとショックを受けたのでした。
これと同じようなことが「暗黙知を形式知に変えること」にも
いえるのではないかと思いました。
・・・ぼ~っとしてないで「気付く」センスをもっと磨け~!と
気付かせてもらえたという話でした(^^;)
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