31号 「ユニクロが価格を1000円UP」2006年5月18日
こんにちは!マーケティング イノベーションの鈴木規子です。
また、たいへんご無沙汰しております。(^_^)
※お知らせ:
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確かな市場調査・アンケート調査・マーケティングリサーチの実績と、商品開発・顧客満足向上提案でクライアント企業様の売上げアップのお手伝いをしています。
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Q:このメルマガって、どんなメルマガ・・・?
A:このメルマガでは、日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、ご紹介しています。
他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。
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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「ユニクロが価格を1000円UP」
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■今日は5月17日の日経MJに掲載されていたユニクロの
事例です。
記事から:
「昨年11月末に中心価格帯を2990円から3990円に上げたユニクロの男性向け
ジーンズ。生地からシルエット、加工、ボタンまで抜本的に見直した結果、
本物志向の強い顧客から高い支持を得て、売上高、本数とも前年実績を2ケタ近く
上回っている。
きっかけは消費者調査だった。2990円という価格はユニクロの低価格の象徴でも
あったが、「消費者は価格よりも高い完成度を求めていることがわかった」と
メンズ事業部の加藤氏は話す。
売り場には2990円の従来商品も残しているが、約三分の二の顧客が3990円の
新商品を選ぶという。」
※突然ですが、ユニクロの「ミッション&ビジョン」は以下です(全文)。
「いつでも、どこでも、だれでも着られる、ファッション性のある高品質な
ベイシックカジュアルを市場最低価格で継続的に提供する。
そのためにローコスト経営に徹して、最短、最安で生産と販売を直結させる。
自社に要望される顧客サービスを考え抜き、最高の顧客サービスを実現させる。
世界水準の人が喜んで働ける環境を提供し、官僚的でなく、
血のかよったチームとして革新的な仕事をする。
結果として売上と収益の高い成長を目指し、世界的なカジュアル企業になる。 」
ミッション&ビジョン⇒ http://www.uniqlo.co.jp/company/index.html
以上ユニクロの「ミッション&ビジョン」でした。(^^)
「低価格をやめるの?」というギモンをお感じになる方もおられるかも?と思い、
(そんなことは思わなかったですか?(^^;))、ユニクロのミッションを
引っぱってきてみました。
「ミッション(理念)は飾り物」と苦笑いされている会社が多いのも現実ですが、
「核となるその会社の考え方」をしっかりと持っていないと、
「今は○○が儲かるから、いっちょ○○に参入してみるか~。」といった具合に
経営の軸がぶれまくりますよね(^^;)。
ユニクロのミッションを見ると、
「ファッション性のある高品質なベイシックカジュアルを市場最低価格で提供する」
とあり、今回の品質・価格の変更もミッションに従っているといえます。
ユニクロは規模が大きいわりに、市場感覚の変化の反映が早いところがあり、
社長さんのリーダーシップも強力ではありますが、消費者調査もその一端を
担っているようです。
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■ここからは、この事例について「顧客調査をしたとしたら・・・」という
過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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私(メンズ事業部の加藤氏)は、「当社の商品の品質と価格が消費者の嗜好と
ずれているのではないか?」と考え、それを検証する消費者調査を実施します。
調査にあたり、まず自社内で「(ユニクロのミッションに合った)ユニクロの
本物志向はどういう商品か?」を練り、具体的な素材等(生地、シルエット、
加工、ボタンなど)の案を出していきます。
何点か試作品のジーンズを作り、10代、20代、30代、40代、50代、60代の
男性5人ずつのグループインタビュー調査を実施します。
●調査項目は
「従来商品と試作品との比較」と、「他社ブランド商品との比較」で、
以下のような項目についての評価をうかがいます。
・はきごこち、風合い、手触りなど
・シルエット
・加工
・色
・ボタンなど付属品
・サイズ展開
・価格
・ジーンズをはくシーン
・ユニクロの従来商品(ジーンズ)の不満点
・・・など。
年代別の評価を検討し、再度試作品を作成し、インターネット調査などで
試作品の評価、価格評価と購入意欲を調査し、売れるかどうかの判断をします。
調査結果から売れると判断し、量産体制を整え発売します。
■■■あとがき■■■
前に「トイレに入るとその会社の質がわかる」という話を書きましたが、
「新手の、トイレをきれいに保つ手法」の記事を発見しましたので
ご紹介しますね(^_^)。
記事抜粋:
「ペッパーフードサービスの一瀬社長は「仕事の基本はトイレから始まる」との
考えで、その心構えを徹底しようと、トイレを利用するたびに名前を書かせる
取組みを本社で始めた。
名簿を見れば最後の利用者が分かり、汚れていればその人が責任を負う。
効果は絶大で、トイレはもちろん、本社全体がきれいになり、店舗にも良い影響が
出そうだ、と期待する。」
とのことです。
この内容を見ての第一感が「こんなことまでするか~?!」などいやな感じを
持たれる方や、「これ、おもしろいな!」などと好感を持たれる方など、
好き嫌いはあるかもしれませんが、
これはその気になれば簡単に真似が出来そうですね。
まったく費用もかからないですし。
日頃の、経営者と社員の関係が良好でないと、ヘンな反発が起こる危険性は
ありそうですが(そちらを先に改善しないと・・・(^^;))、その心配がない
ところではためしに実施されてはいかがでしょうか?
どこかで参考になる話を聞いても、実際に実施してみる人はわずか5%以下だと
いわれていますが、フットワーク軽く、まずはやってみる!ですよね?(*^^)v
(トイレはほんと、いろんな意味で重要ですよね~!ありがたい、ありがたい(^^))
御社のマーケティングリサーチにご興味のある方はお気軽にご相談ください(^_^)。
株式会社マーケティング イノベーション 担当:鈴木 規子
メール⇒otoiawase■m-innovation.jp
※(スパム対策です。送信の際は■を@に変換して下さい)
ここまでお読みいただき、まことにありがとうございました!
いつでもご意見やご感想などは大歓迎です! お待ちしています(^^)
改善したり、励みにさせていただきます。
ご感想などはこちらまでお願いいたします。
⇒ mm■m-innovation.jp
(スパム対策ですので、■は@にお願いします。)
★取材・執筆依頼も大歓迎です。
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お手数をおかけし恐縮ですがこのメールをそのまま返信していただけますでしょうか?
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
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『女性視点(?)なマーケティング発想のヒント』 発行責任者:鈴木 規子
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