夜用ヨーグルトの市場調査の事例(78号)
喫食シーンにフォーカスした新商品開発の事例
2007年1月31日の日経MJの記事からの抜粋です。
記事抜粋:
■「「夜」に食シーンを絞った、カロリー控えめのヨーグルト「コバラ解消夜中のヨーグルト」。
中心ターゲットは20-40代女性。朝専用など食シーンを限定した食品が増えていることから、ふろ上がりや就寝前の小腹が空いた時に食べるヨーグルトを狙った。
就寝前の食べものといえばカロリーが気になるが、同ヨーグルトは砂糖不使用で1個あたり60キロカロリーと低カロリー。
安眠を促しリラックス効果が期待できるというテアニン(緑茶のうまみ成分でアミノ酸の一種)を50ミリグラム加え、夜のヨーグルトであることを訴求。
また、女性を意識し、美容と健康に欠かせないコラーゲンも500ミリグラム配合した。
ヨーグルトは朝の食べものというイメージが強いが、ある調査によると、「ふろ上がり・夜食・寝る前」が「おやつや間食」「朝食時」に次ぐ3位で、実際は2位の「朝食時」と大差がなかった。そこで、夜に食シーンを絞ったヨーグルトを開発した。」
—記事抜粋はここまで—
この記事を入力しているうちにヨーグルトがすごく食べたくなり、ウチにあったものをさきほどちょっと食べてきました(^^;)。
8号の記事でも朝の食シーンに合わせた商品開発の事例をご紹介しましたが、この夜用ヨーグルトというのも、ひかれるものがあります。女性はヨーグルトが好きですからね(^^)。
「ふろ上がり・夜食・寝る前に、朝食時とほとんど変わりないくらい食べられている」という、ヨーグルトの食べ方の現状を把握している点がポイントでして、
この事例の場合は消費者調査から「現状(今現在の使用状態や使用時の意識)を把握して、新アイデアを発想するタイプ」の商品開発だといえます。
食べものに限らず、34号でご紹介した「夜用ブラジャー」といったものもありますし、あなたの会社の商品でも、時間帯のシーン別でユーザーの立場になって想像してみると新しい切り口が見つかるかもしれませんよ(^^)
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■ここからは、この事例について「市場調査をしたとしたら・・・」という
過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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◆今回のような市場調査では20-40代女性を調査対象に抽出します。
- 1.あなたの年齢をお答えください。
- 2.あなたの職業をお答えください。
◆ ヨーグルトの利用状況
- 3.ヨーグルトをどれくらいの頻度で食べますか?
(毎日/週に3~4回/週1回程度/月1回未満/食べない) - 4.ヨーグルトを食べる主な目的は何ですか?
(健康/美容/朝食代わり/間食/腸活/好きだから/その他)
◆ 食べる時間帯・シーン(食べる状況の明確化)
- 5.ヨーグルトを よく食べる時間帯を教えてください。(複数選択可)
(朝/昼/夕方/夜/寝る前/決まっていない) - 6.ヨーグルトを どんなシーンで食べることが多いですか?(複数選択可)
- 朝食として
- 仕事の合間の軽食
- 昼食後のデザート
- 帰宅後の間食
- 運動後の栄養補給
- 子どもと一緒に食べる
- 美容・腸活のために習慣的に
-お風呂上りに
- 寝る前
- スイーツ感覚で
- そのほか(自由記述) - 7.ヨーグルトを「この時間に食べたい」と感じる理由があれば教えてください。
◆ 商品に関する好み
- 8.好きなヨーグルトのタイプはどれですか?
(無糖/加糖/フルーツ入り/ドリンクタイプ/高たんぱく/濃厚タイプ など) - 9.ヨーグルトで重視するポイントを教えてください。(複数選択可)
(味/甘さ/食感/価格/たんぱく質量/脂質の低さ/乳酸菌の種類/量のちょうど良さ/持ち運びやすさ など) - 10.嫌い・苦手だと感じるヨーグルトの特徴があれば教えてください。
◆ 新商品に関する質問
- 11.新しいヨーグルトに期待するものは何ですか?
(美容効果/腸活/たんぱく質補給/低糖質/濃厚デザート系/フレーバー など) - 12.あったら食べてみたいフレーバーや食材の組み合わせを教えてください。
- 13.ヨーグルトを「もっと食べたい」と思えるのはどんな商品ですか?
(パッケージ、価格、味、栄養価、時短性など自由記述) - 14.新商品の価格がいくらなら購入したいと思いますか?(目安で可)
◆ 最後に
15.新商品に期待することを自由にお書きください。
16.あなたにとって「理想のヨーグルト」とは何ですか?
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■上記のようなアンケート質問文は一例ですが、当社ではお問合せ頂いた企業様の調査目的や会社の現状、課題などをていねいにヒアリングして、課題の解決につながる市場調査手法をご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。
サービス内容につきましては、以下に詳しくご説明しておりますのでいちど御覧ください。
■あとがき■
■地球温暖化について、21世紀末には最大6.4度上がると発表されていましたね。
昨日見たTV番組でも、アメリカのゴア前副大統領がこの件を話していました。
私自身がそうですが、ものすごく大事なことだと気付きながら、温暖化ガス削減について、自分からは積極的には取り組まないあいだに「ゆで蛙」のようになって手遅れになってしまうのでは?という漠然とした危機感を持っていましたが、このところちょっと潮目が変わってきそうといいますか、たくさんの世界の天災と報道、ゴア前副大統領の出版やマスコミでの取り上げられ方などタイミング的に、人々の感覚が以前より急速に関心が高くなってくるような感じがしませんか?
何かが変化するときには、同じような現象が同時期に起こるので今がそんなかんじなのかと思います。
ですからマーケティング的には、環境意識の普及段階に入ってきたということで、企業側は企業の哲学を伝え、商品やサービスにも反映すると生活者にも共感していただけるのではないでしょうか?
サービス内容につきましては、以下に詳しくご説明しておりますのでいちど御覧ください。
《※2006年1月から【まぐまぐ!】で発行しているメールマガジン 【女性視点(?)なマーケティング発想のヒント】 からの転載です。》
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