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食洗機対応食器の市場調査の事例(87号)

ライフスタイルの変化に対応した新市場開拓の事例

2007年4月15日の日経新聞の記事からの抜粋です。

記事抜粋:

■「食器洗い乾燥機に対応した箸や椀が売れている。
特殊な加工を施すことで、洗って乾かす途中で表面に傷がつきにくくしたのが特徴。

東京・渋谷の東急百貨店東横店ではでは食洗機対応型などがけん引役となり、箸や汁椀の売上高が3月に前年の約20%増。
汁椀は通常より分子の細かい漆を塗り、強度を高めているという。売れ筋は石川県の山中塗(二千百円)。

池袋ロフトは食洗機に対応した約20種類の弁当箱を10代の中高生から30代のOLらが買っていく。
価格は1500-2000円。樹脂系素材を採用、電子レンジでも使えるという。」

—記事抜粋はここまで—


これは生活者のライフスタイルの変化を捉えて、柔軟に対応している好例です!(^^)
以前でしたら「食洗機に対応した食器」なんて考えられなかったですよね。

「人の考えていることや行動は日々、少しずつ変化している」ということを現実味を持って捉えている企業人(商品やサービスの提供側)は少ないように感じます。
「自社の顧客はこういうもの」とひとつのイメージを持ったままだったり・・・。
業界の固定概念に囚われていたり・・・。

あなたの顧客について、過去から抱いているイメージと、現在の実像の顧客とはずれている可能性は往々にしてあるものです。
いつも顧客の感覚に寄り添っていられるように身近にいる顧客にはこまめに意見を聞き、離れている顧客には少なくとも1年に1回程度はアンケートを実施していくのがおすすめです。

ちなみに内閣府の調査によると、平成18年3月調査の食器洗い乾燥機の世帯普及率は24.4%です。
約4世帯に1世帯の割合で保有しているんですね。

余談ですが、温水便座は62.7%とのことでした。・・・と申しますのも、私は食器洗い乾燥機は約6年前に買いましたが、温水便座はいまだに買っていないんです。(いろんな消費パターンの人がいる、という例でした(^^))

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■ここからは、この事例について「市場調査をしたとしたら・・・」という
  過去にさかのぼった私の妄想の世界です。

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■今回の事例は箸や椀でしたが、たとえばお箸のメーカーで商品開発を考える場合、以下のような仮説の切り口例があります。

●中核サービスを考える場合⇒お箸のデザイン(色、柄、長さ、太さなど)や素材、使い心地など
●利用シーンを考える場合⇒日常用、非日常用、来客用、行楽用、弁当用など
●利用者を考える場合⇒幼児、小学生、中学生、高校生、若い女性~~~、手先が不自由な方、高齢者など
●箸に対する生活者の行動を考える場合⇒購入時、利用時(食事中)、洗浄時、収納時など

今回の食洗機用箸の場合は、仮説の考え方のパターンから出すと
「箸に対する生活者の行動を考える」ところの「洗浄時」の生活者の行動を調査する、というのに当てはまりますが、
もっと簡単に
「最近、食洗機の利用家庭が増えているが、食洗機を利用していて、何か不満はあるのではないかな~?」というギモンから発想しても良いです。

●アンケート対象者は食洗機をその家庭で主に利用している人として、

●質問項目は

・現在利用している箸について(利用期間、一日の使用回数、素材、気に入っている点、不満点など)、その箸の写真

・使用後から洗浄、保管の際に取る行動(例えば、一旦水につけておく、予備洗いをする、どんな洗剤を使用する、洗浄時間・乾燥時間の設定、食器棚への移動の有無など)

・食洗機利用による箸の変化、不満はどのようなものがあるか?

などの調査を実施して行動の現状や不満点などを収集し、コンセプトを固め、途中で利用者の評価も聞きつつ

計画(plan)⇒実行(do)⇒評価(check)⇒改善(act)で実施していきます。



当社ではお問合せ頂いた企業様の調査目的や会社の現状、課題などをていねいにヒアリングして、課題の解決につながる市場調査手法をご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。

サービス内容につきましては、以下に詳しくご説明しておりますのでいちど御覧ください。

《※2006年1月から【まぐまぐ!】で発行しているメールマガジン 【女性視点(?)なマーケティング発想のヒント】 からの転載です。》

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