ホーム > 市場調査の活用例 > ソファの市場調査の事例(85号)

ソファの市場調査の事例(85号)

顧客視点のソファの新商品開発の事例

2007年3月13日の日経新聞の記事からの抜粋です。

記事抜粋:

■「東京・渋谷の東急ハンズ新宿店では1月中旬から3月上旬までにソファ類の売上高が前年同期に比べ5%増えた。

けん引役はベッド兼用型(ソファベッド)。左右の肘掛と背もたれがリクライニング式の商品(4万4800円)が良く売れている。

ひじ掛けを起こせば体を横たえやすいカウチソファ、平らに倒せば3人まで座れる。背もたれを一緒に倒せばベッドにもなる。

ベッド兼用型は座面を二つや三つに折りたたんだものが多く、ひじ掛けが自由に動くタイプは少ない。「一台にいろんな機能を盛り込んだ点が一人暮らしの若い男女を中心に支持されている」(同店)。

「無印良品」でも1月末に発売したソファ兼用型(3万3000円)の販売が計画の1割増し。
ベッドの売れ筋を改良した商品で、ベッドと同じスプリングコイルを使った寝心地のよさが受けている。

ロフトではひじ掛け部分の幅が6センチと通常の約半分のソファが好調。
きちんとした居間はないが、部屋に置けば快適さが増すひじ掛け付きのソファをおきたい若い夫婦が「部屋に収まりやすい」と買っていくという。

「家具の中でも、友人を招いてテレビを見たり食事をするときに便利なソファを重視する傾向が強くなっている」(ロフト)。

生活雑貨店各社はソファと合わせて使いやすいリビングテーブルの品揃えも拡充している。
ロフトは高さが60センチと通常より約20センチ高く、ソファに座って食事しやすい商品の販売を今年から始めた。」


—記事抜粋はここまで—

あまり家具についての、「お客さま発想もの」の記事は見ないのですが、私も以前家具の商品開発の仕事のお手伝いをしたことがありますし、家具もお客さま視点で開発をすれば、まだまだ進化の可能性はありそうです。

このソファの事例のように、ソファの使われ方、求められる機能、部屋の中でのポジションといったことに関してなど「生活者の意識は刻々変化している」、ということをいつも肝に銘じておきましょう(^^)。

———————————————————————————————————–

■ここからは、この事例について「市場調査をしたとしたら・・・」という
  過去にさかのぼった私の妄想の世界です。

———————————————————————————————————–

■今回は「一人暮らしを始める女子大生のためのソファ」の商品開発にしてみます(^^)。

一人暮らしを始めるボリュームゾーンは、ざくっとくくると
「大学生になる男性」
「大学生になる女性」
「社会人になる男性」
「社会人になる女性」 ですね。(番外に「単身赴任」もありますが・・・)

一人暮らし用ソファといっても、男女によって、あるいは学生と社会人によって、部屋の広さやグレード、部屋の中でのポジション、必要な機能、デザイン、等々が違うのではないか?という仮説が立ちますので、今回は「一人暮らしを始める女子大生のためのソファ」にしてみました。

●仮説は

・友人が部屋に来たときベッドに座ることもあるが、それは「ちょっといや」なのではないか?

・フローリングの部屋が多いので、床にベタッと座り続けるのは疲れるのではないか?

・「ソファのあるちょっとリッチ(?)な空間」の潜在欲求があるのではないか?

などで、

●質問対象は、現在すでに一人暮らしをしている女子大生と、進学が決まりお部屋探しをしている女子高生にします。

●質問は、すでに一人暮らしをしている女子大生には

・部屋の広さ、間取り、家具の配置図、押入れまたはクローゼットの空き状況

・寝るとき用の設備・寝具について(ベッドかふとんかソファベッドか?、ベッドマットの利用など、また、デザイン、素材をチェックするため写真撮影依頼)
 
・ベッドの利用状態(一人のときはどういう使い方をしているか、友人が来たときはどういう使い方をしているか、など)

・現在利用しているベッド、ふとん、ソファベッドについての
 「良い点、満足している点」「不満点、改善したい点」
など。

お部屋探し中の女子高生は、上記質問の変形で「理想の自分の部屋と暮らし」を質問します。

このような調査を実施して現状分析とアイデアを収集し、コンセプトを固め、途中で消費者の評価も聞きつつ

計画(plan)⇒実行(do)⇒評価(check)⇒改善(act)で実施していきます。

当社ではお問合せ頂いた企業様の調査目的や会社の現状、課題などをていねいにヒアリングして、課題の解決につながる市場調査手法をご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。

サービス内容につきましては、以下に詳しくご説明しておりますのでいちど御覧ください。

《※2006年1月から【まぐまぐ!】で発行しているメールマガジン 【女性視点(?)なマーケティング発想のヒント】 からの転載です。》

お問い合わせ・無料見積

  • アンケート調査を検討している
  • インタビュー調査を検討している
  • アンケート調査・インタビュー調査のやり方を教えてほしい
お電話でもお気軽にご相談ください 0745-53-8006 (10〜19時 月曜~金曜)