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メ-ルマガジン《女性視点(?)なマーケティング発想のヒント》

110号 「女性に響く「究極のコンセプト」とは?」2009年1月21日

こんにちは!マーケティング イノベーションの鈴木規子です。

また、たいへんご無沙汰しております。(^_^)

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◆女性視点で新しい切り口・コンセプトを提案するマーケティング会社◆
確かな市場調査・アンケート調査・マーケティングリサーチの実績と、商品開発・顧客満足向上提案でクライアント企業様の売上げアップのお手伝いをしています。



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Q:このメルマガって、どんなメルマガ・・・?

A:このメルマガでは、日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、ご紹介しています。
他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。


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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「女性に響く「究極のコンセプト」とは?」
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●さて、今日の目次は

 1.記事紹介
 2.おボツコーナー(たまりすぎて、今回もお休みさせていただきます)
 3.あとがき(ファブリーズの販促手法)



では、今日は1月16日の日経MJの記事からです。



むかし(約20年前)の話ですが、私がマーケティング会社に勤めていたときに
この企業様の、グルーミング(お手入れ)商品コンセプト提案の仕事を
何度かさせていただいたことがあり、まつ毛カール器やロングホットカーラーの
コンセプト提案をいたしました。


約20年も前から、商品開発にマーケティング調査を活用しておられるのです。
そういった「蓄積」も、底力になっているのかもしれません。


記事広告抜粋:


「パナソニックが昨年11月に発売した美顔器「ナイトスチーマー ナノケア」の
売れ行きが当初見込みの2-4倍ペースと好調だ。

「寝ながら美容」という手軽さを前面に出すことで、
日々忙しく、使い続ける自信がないという女子の心を捉えた。

「開発で最も重視したのは、何が既存商品の普及のネックかだった。」と話すのは
マーケティングを担当した山田さん。
同社は04年にナノサイズのスチームを発生させる美顔器を発売、二ケタ成長を
続けてきたが、担当者の間では「もっと売れていいはず」との思いが
強くあった。

そこでマーケティング調査をしたところ、価格の高さや使用効果がわからないことに加え、
使い続ける自信がないとの回答を多く得た。

「価格は仕方がない。効果は店頭での工夫でカバーする。使い続けられる商品
というのは、ぜひ実現したかった。」

たとえ10分でも美顔器の前でじっとしていられない人のために、究極の
「ながら」、寝ながら美容をと考えた。

月産1万台の見込みが、11月は2倍の2万台を販売。
12月は4万台を販売した。

当初のターゲットは30代の働く女性だったが、利用者は20-60代と
まんべんなく、子育て中の専業主婦もいた。
「寝ながら」はそれだけ幅広い層に響く言葉だったようだ。」



---記事抜粋はここまで---


「寝ながら」できれいになれるんですよ!すごいです。

「美しくなるためなら、少々は無理してがんばる」
 という感覚じゃあ、ないんです!昨今の女子は。

もう、究極の至れり尽くせりです(^_^)。


ところでこのコンセプトは、
女性向け商品・サービスに幅広く応用できるように思います。

「自社商品・サービスで応用するとしたら・・・?」と発想してみてください(^‐^)。

「社外の視点の発想・提案」が必要なときには、
当社にいちどご相談くださいませ(^_^)。


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 ■ここからは、この事例について「マーケティング調査をしたとしたら・・・」という
  過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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今回の事例のポイントは「仮説の目の付け所」です。


広告は「これを使うとこうなりますよ。」といった、
「理想をイメージしてもらう」ことで、売上げに貢献しています。

「これを使うと5キロやせますよ。」とか、更には「やせて、モテますよ。」

あるいは、家なら「子供と楽しく暮らせますよ。」

など、お客さまの真の欲求をくすぐるべく、プロモーション施策目的の
マーケティング調査でも、その「くすぐりどころ」を見つけるための仮説を立てます。



この事例では、担当者としては、「もっと売れるはず。」と確信を持っているので、
商品自体の改良についての仮説などではなく、

「購入を阻害していることがあるのではないか?」という仮説に
フォーカスされているようです。


記事にあるように、調査結果からわかった「購入の阻害要因」として、
以下の3つが挙げられています。


1.価格の高さ

2.使用効果がわからない

3.使い続ける自信がない



このような「阻害要因」を引き出すためには、以下のような質問が
考えられます。
(調査方法は、アンケートの形でも、グループインタビューのような形でもよいですが
グループインタビューなど定性調査の方が、より詳しくわかります。)


●購入してくれた人に対するマーケティング調査で
「購入前に購入を躊躇したか?したとしたら、その理由は何か?」


●購入していない人(美容に関心の高い人)に対するマーケティング調査で
「購入したいか?購入したいが躊躇することはあるか?その理由は何か?」



マーケティング調査をした結果「3.使い続ける自信がない」という回答が多いことが分析されても、
必ずしもヒット商品につながるわけではなく、

「では、それを解決するためにどんな商品にするか?」は、

その後の、担当者のアイデアワーク、企画力次第であり、

またその企画を、実際に商品化できる技術力次第でもあります。


・・・ともあれ、まずはアイデアのタネを見つけるための
マーケティング調査はきめ細かく実施することをお勧めします!(^_^)

株式会社マーケティング イノベーション 担当:鈴木 規子
メール⇒otoiawase■m-innovation.jp
※(スパム対策です。送信の際は■を@に変換して下さい)

ここまでお読みいただき、まことにありがとうございました!
いつでもご意見やご感想などは大歓迎です! お待ちしています(^^)
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『女性視点(?)なマーケティング発想のヒント』  発行責任者:鈴木 規子
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