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メ-ルマガジン《女性視点(?)なマーケティング発想のヒント》

88号 「魚の干物で顧客志向です。」2007年4月30日

こんにちは!マーケティング イノベーションの鈴木規子です。

また、たいへんご無沙汰しております。(^_^)

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Q:このメルマガって、どんなメルマガ・・・?

A:このメルマガでは、日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、ご紹介しています。
他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。


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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「魚の干物で顧客志向です。」
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今日は4月16日の日経MJの記事からです。

魚の干物でも消費者志向の商品開発をしてますよ~、というご紹介です。
(干物会社さんには失礼スミマセン!)。


記事抜粋:

「電子レンジで簡単に調理できる魚の干物の人気が広がっている。
干物は無添加、減塩商品などが増え、消費者の健康志向の高まりを受け、
消費は上向き傾向。

静岡県沼津市のマルコーフーズが販売している「まるごとくん」(アジ一匹
330円など)は、電子レンジの調理時間が約20秒。
高圧高熱処理したことで、骨まで食べられるのが特長だ。

「焼きたての干物にはさすがに及ばないが、十分おいしいとお客さんから
言ってもらえる」(工場長)といい、評判は上々だ。

「煙やゴミを出さない干物」をめざし約10年前に開発、生産量は当初の
約2倍の一日約1800枚に増えた。


神奈川県小田原市の早瀬幸八商店が販売するのは「焼いてあります」。
手間がかからないことを商品名で全面的にアピール、「販売量は年15%ほど
伸びている」(同社)という。」



---記事抜粋はここまで---

参考までに総務省家計調査年報の「塩干魚介」の1世帯当たり年間消費金額の
経年比較をしてみると、200年の16,349円から2006年の13,901円と、約2400円
減少しています。

       2000年   2002年   2004年   2006年

「塩干魚介」 16,349円  15,249円  14,205円  13,901円


家計調査は「消費金額」であり、「消費量」と比例するとは限りませんので、
「消費は上向き傾向」と記事にあるのは、安価なものの消費量が増加傾向に
あるか、この記事に掲載されているような前向きな企業の売上げは増加して
いるということかもしれません。


ところで、BSEやトリインフルエンザに対する不安が大きかったとき、
スーパーなどでは魚に消費が移っていたそうですが、
「体によさそう」という魚に対する好イメージに加えて、

「骨まで食べられる!」であるとか「電子レンジで簡単調理!」という
付加価値はかなり主婦の気持ちをくすぐりそうですね(^^)。

そのベネフィット(いいところ)をPOPやパッケージで上手に訴求すると
もっと売れそうな気がします。


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 ■ここからは、この事例について「マーケティング調査をしたとしたら・・・」という
  過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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干物のマーケティング調査の仮説は、以下のようなものが考えられます。


・干物を食べる食べないや、食べる干物の魚の種類などは、年代別で違いが
 あるのではないか?

・ご主人が「干物好き」でも奥様が「干物が嫌い、干物の調理が嫌い」だと、
 買ってもらえないというケースもあるのではないか?

・干物を食べない人、買わない人には「調理がイヤ、面倒」といった、
 干物の味や品質以外に理由がある場合もあるのではないか?

・健康志向が広がっているため、和食回帰や、魚を意識的に食べるようにしたい
 という潜在欲求が高まっているのではないか?

・子供のいる主婦は、子供に魚をもっと食べさせたいと考えているのではないか?


●質問項目は

・干物の好き嫌いについて(いろいろな干物をリストアップし、
 それぞれについての回答者自身の好き嫌いとその理由、何歳からどんな干物を
 食べているか、家族の干物の好き嫌いとその理由、など)

・干物の食事行動について(食べるシーン(朝食・昼食・夕食・弁当・その他)、
 食べる頻度、最後に食べたのはいつ・何を、など)

・干物の購買行動について(購入品(写真撮影)、購入場所(通販含む)、
 価格、数量、頻度、きっかけ(POP、安売り、口コミなど)

・栄養面・効能面からみた、魚消費についての意識はどうなのか?
 今後の食べることを増やす意向は?

・干物の調理について(そばについていて、観察調査するのがベスト)
 調理の仕方、手順、不満点、気持ちなど


食べ物の場合は、主婦が購入する場合でも当人の好き嫌いと、家族への
思いやり(こういうものを食べさせたい)の両方が購買動機に反映されますので、
気持ちも含めた現状を把握することも大事ですね。


上記のようなマーケティング調査を実施して行動の現状や不満点などを収集し、
コンセプトを固め、途中で利用者の評価も聞きつつ

計画(plan)⇒実行(do)⇒評価(check)⇒改善(act)で実施していきます。

株式会社マーケティング イノベーション 担当:鈴木 規子
メール⇒otoiawase■m-innovation.jp
※(スパム対策です。送信の際は■を@に変換して下さい)

ここまでお読みいただき、まことにありがとうございました!
いつでもご意見やご感想などは大歓迎です! お待ちしています(^^)
改善したり、励みにさせていただきます。

ご感想などはこちらまでお願いいたします。
⇒ mm■m-innovation.jp
(スパム対策ですので、■は@にお願いします。)

★取材・執筆依頼も大歓迎です。

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お手数をおかけし恐縮ですがこのメールをそのまま返信していただけますでしょうか?
なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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『女性視点(?)なマーケティング発想のヒント』  発行責任者:鈴木 規子
■株式会社マーケティング イノベーション https://m-innovation.jp/
奈良県大和高田市昭和町2-2-708
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