アンケート調査で陥りやすい失敗のポイントとは?
じつは市場調査も、家を建てるときと同じで一番基礎となる設計図(ともいえる調査設計=調査の全体像)がとても重要なのです。
市場調査に設計図があるとお思いにならなかったかもしれませんが、思いつくままランダムに「これ聞きたい」「あれも聞いたらいいんじゃないか」と作った質問でのアンケート調査でも回答が集まれば「調査した感」はあるのですが、いざ集計してみると、「あれ?この質問の集計結果は何に使えるのかな?」といったムダな質問をしていたり、「肝心なことを質問してなかった!」といったことが起こりがちです。
それはせっかく手間・労力・おカネをかけたのに自社にとってマイナスなことはもちろんですが、回答してくれた人にもたいへん申し訳ないことで、無駄な労力をかけてしまうことにもなります。
そういったことが起こらないよう、【このマーケティングリサーチを実施する目的は何なのか、どういった課題の解決に活用したいのか(新商品開発や、顧客満足向上、ブランド価値向上など)をはっきりとさせて、どの質問をどう活かすのかといったリサーチの全体像(調査設計)を最初に描いておけばムダな質問をしたり、質問すべきことが抜けていたりといったミスは避けられますし、途中でわけがわからなくなっても、設計に立ち戻って考えをクリアにできます。
弊社代表鈴木はマーケティング会社・シンクタンク・広告代理店に勤務していた際、大手企業様の様々な課題のマーケティングリサーチを約15年間、時には徹夜もしながら数百件の調査を担当し、現在も25年以上売れ続けているロングラン家電商品のコンセプトを提案したり、顧客満足度向上施策を提案したりなどをし続けてきましたので(その後起業してから早や15年になります)、多種多様、どんな業種や課題に対しても調査設計について柔軟に対応できる対応力を身に着けてきました。またそういった企業様のさまざまな課題を解決する提案力も評価頂いています。
零細(1人)企業ですので、今までに培ったそのマーケティングリサーチのスキルを、お安くご利用頂けます。零細企業ですが、零細だからこそリサーチの品質にはこだわり、日々研鑽に励んでおります(弊社のような零細マーケティング会社をお選び下さったチャレンジャーなクライアント様のご感想はこちらです)。
大手の市場調査会社の見積りをお取り頂ければわかりますが、「弊社の品質でこの料金は格安」と、大手市場調査会社を長年ご利用になっていた企業の方からはご感想を頂いております(弊社の料金例はこちらです)。
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また、質問内容で陥りやすい失敗として、誘導質問をすることが挙げられます。アンケート調査に慣れていない人が作ると無意識に誘導質問になっていることがありますし(自社商品の良い評価を収集したいという深層心理からなど)、逆に調査のプロが作っている場合は、誘導質問と気づかれないよう巧妙に質問を組み立てている場合もあります。
誘導質問は自己満足や一時しのぎなだけで、長い目で見て自社に役立つことはひとつもないのです。回答は、良い意見も悪い意見もできるだけ客観的に収集することが役立ちます。
質問項目で重要なのは、その回答者の「生活や思考といった背景や現実」をていねいに収集すること」です。
一例を挙げますと、ある食品会社のゼリーの市場調査で「○○(商品名)を召し上がった感想をお聞かせ下さい」という質問をされていました。
回答には「本物の生の果物を食べているようだ。」「ジューシー感があっておいしい。」など高評価な回答がたくさん集まりました。このような良い評価の回答が多ければ、今後売上げがアップが見込めると判断できると思われますか?・・・続きを読む