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メ-ルマガジン《女性視点(?)なマーケティング発想のヒント》

112号 「あのガンダムだから、このマーケティング。」2009年11月4日

◆女性視点で新しい切り口・コンセプトを提案するマーケティング会社◆
それぞれの企業様の現状を理解した上でのきめ細かい市場調査・アンケート調査・マーケティングリサーチの実績と、
新商品開発コンセプト提案・顧客満足向上策提案でクライアント企業様の売上げアップのお手伝いをしています。



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Q:このメルマガって、どんなメルマガ・・・?

A:このメルマガでは、日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、ご紹介しています。
他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。


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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「あのガンダムだから、このマーケティング。」
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●さて、今日の目次は

 1.記事紹介
 2.おボツコーナー(今回もお休みさせていただきます)
 3.あとがき


では、今日は10月7日の日経MJの記事からです。

「あのガンダムでもこのようなマーケティング調査を・・・」
「いや、あのガンダムがブランドを維持し続けているのは
こういう地道なマーケティング調査をしているからこそ」、という事例です。

御社でも、この考え方を応用していただければ幸いです。


記事抜粋:

「アニメ「機動戦士ガンダム」の放送開始から今年で30年。
番組に当時熱中した小中学生は今、40代。熱心な固定ファンの存在は
強みでもあり、年齢層の偏りという弱みでもある。
(中略)

DVDの購入者は従来30~40代の男性がほとんどで、数あるガンダム商品の
中でも客層の偏りが大きいものの一つだった。

「これから販売を大きく伸ばせるのは、財布に余裕のある30代女性くらい」
(クリエイティブ部部長)。若い女性の間で声優人気が高まっている状況を利用し、
声優ファンをガンダムファンに誘導する。
(中略)

バンダイナムコホールディングスは今年に入って数万人規模の消費者を対象にした
大規模なマーケティング調査に着手した。

「いつどんなきっかけでガンダムに接触したのか」
「どんなガンダム商品なら金を出してもよいか」。
世代別、年代別にガンダム意識を徹底的に探る構えだ。

これまでもマーケティング調査はやってきたが、対象はガンダムイベントに来る客など。
人数も多くて数千人単位だった。
国民的キャラクターに育てるという目標を前に、ガンダムファンの声だけ聞いて
いればいい時代は終わった。
バンナムは新規ファン取り込みに向けて加速を始めた。


---記事抜粋はここまで---

記事内容をマーケティング調査の視点で簡単にまとめますと、

・これまでは既存客を維持する戦略をとっており、既存客対象にマーケティング調査を実施していた
 ↓
・今年からは新規客を獲得する戦略を加え、既存客以外の消費者を対象にマーケティング調査を実施している


余談ですが、上記の戦略はアンゾフの成長ベクトル論を参考にしているとみられます。
【市場】×【製品】でどこを狙うかの考え方です。
(以下は概略図です。「市場」という言葉は「顧客」という意味も含んでいます)


  | 【既存製品】  |  【新規製品】
-----------------------
既 |         |    
存 |  市場浸透戦略 |(新)製品開発戦略
市 |         |
場 |         |
-----------------------
新 |         |
規 |(新)市場開拓戦略|  多角化戦略
市 |         |
場 |         |


これまでは主に30~40代男性市場の中でのガンダムの浸透策や
新製品開発戦略であったのを、新規市場(女性や、ガンダム世代の子ども)に
今後は拡げていく戦略のようですね。


●安易な新規市場開拓戦略は再考を。

この、ガンダムの事例では、既存市場に対するマーケティング策を尽くした上で
新規市場へと拡大するという順序を踏んでおり、既存市場で培ったノウハウなど
経験を新規市場でも活用できると考えられます。


けれども、こういった既存市場(既存顧客)へのせいいぱいの努力をせずして、
新規市場開拓こそが売上アップの手段と考えてしまう企業があるようです。


先日、マーケティング相談を受けたお話しをご紹介します。


・その企業は日本では2社しかない設備と技術を持ったメーカーで、
医薬品メーカー、化粧品メーカーなどの大企業が主な顧客である。

・いくつかの部門に分かれているが、そのひとつの部門の売上高が
2009年は2007年の約三分の一に、2010年はゼロになると
予測している。

・売上が激減している理由は、顧客がもう1社の方のライバル社に
取られているからで、取られた理由として認識しているのは
「自社は小ロットに対応できていないが、ライバル社は対応できる」
「自社はクライアントの○○○したいという要望に対応できていないが、
ライバル社は対応できる」ということ。

・そこで、売上確保のために、一般消費者を対象とした新商品開発の仕方を
アドバイスしてほしい。

という相談でした。


「新商品開発はセンミツ(千のうち3つしか残らない)と言われるくらい、
いやそれ以上厳しいものなんですよ!!」とお話ししたうえで、
商品開発についてはのちほどアドバイスをしましたが、
「それよりも、御社の場合は、まずは既存市場(顧客)のテコ入れをすることが
最優先施策ですよ。」とおせっかいながらアドバイスしておきました。


今すぐに、ライバル社への顧客の流出を食い止めるよう改善し、
すでにライバルに行ってしまった顧客にも「改善したので、また使ってみてください」と
誠意をもってアプローチすべきです。


そういった「今やれることをやり切ること」をせずに、
安易に新規市場に甘い夢を描くようなぬるい考えでは、とうてい新商品開発といった
時間、労力、資金等々がかかる厳しい道を進むことは無理ではないかと思われます。


こういう話をしますと、新商品開発や新規客獲得を否定していると
誤解されそうですが、そういう意味ではまったくありません。

マーケティングとは新市場を創造することですので、
新商品開発や新規客獲得もそれに含まれます。

問われるのは、新規市場参入に臨む経営姿勢です。


要は、参入する場合には
・「逃げ」の発想ではなく、「攻め」のスタンスで。
・そして「今やるべきことは、やり切ったか?」を、今一度自問自答して。
参入を検討してしていただければと考えます(^_^)


それぞれの会社により様々なケースがあり、
どうがんばっても既存市場に今後成長の見込みはないとか
今後だんだん市場が消滅する、といったこともあるかもしれませんので、
「何が何でも既存客対応に注力しましょう」というのではなく、
自社の状況をよく分析した上で、最適な戦略を選択していただければと思います。


また、その業態自体が新規客を集め続けないといけない業態の場合は、
新規客(市場)とひとくくりにせず、市場自体をよく分析して
新市場にはならないと思っていたところが実は新市場というところはないか?
あるいは、一度サービスを利用してもらったらそれきり、と考えるのではなく
自社の財産である「顧客リスト」を活用した新事業展開はないか?など、
とにかく「できない」と決め付けずに「よく考えてみる」「トライしてみる」
ことを強くお勧めします。

繰り返しますが「できない」と決め付けずに、違う視点・角度から
見て考えてみてくださいね。

■■■あとがき■■■

今日(11月4日)から8日まで、奈良県のいくつかの直売所で
奈良県庁様が調査主体、当社が実査を担当するアンケート調査の
アンケート用紙が配布されます。

どんなマーケティング調査内容なのか、ご興味のある方は直売所でお買物を
してくださいませ(^_^)。

株式会社マーケティング イノベーション 担当:鈴木 規子
メール⇒otoiawase■m-innovation.jp
※(スパム対策です。送信の際は■を@に変換して下さい)

ここまでお読みいただき、まことにありがとうございました!
いつでもご意見やご感想などは大歓迎です! お待ちしています(^^)
改善したり、励みにさせていただきます。

ご感想などはこちらまでお願いいたします。
⇒ mm■m-innovation.jp
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★取材・執筆依頼も大歓迎です。

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『女性視点(?)なマーケティング発想のヒント』  発行責任者:鈴木 規子
■株式会社マーケティング イノベーション http://m-innovation.jp/
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