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メ-ルマガジン《女性視点(?)なマーケティング発想のヒント》

51号 「座れるシステムキッチン」2006年7月30日

こんにちは!マーケティング イノベーションの鈴木規子です。

また、たいへんご無沙汰しております。(^_^)

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◆女性視点で新しい切り口・コンセプトを提案するマーケティング会社◆
確かな市場調査・アンケート調査・マーケティングリサーチの実績と、商品開発・顧客満足向上提案でクライアント企業様の売上げアップのお手伝いをしています。



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Q:このメルマガって、どんなメルマガ・・・?

A:このメルマガでは、日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、ご紹介しています。
他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。


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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「座れるシステムキッチン」
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■今日の事例は7月9日の朝日新聞(be)の記事からです。


記事抜粋:

「台所は立ち仕事。そんな常識に挑むシステムキッチンが増えている。子供から
高齢者までだれにでも使いやすい設計をする共用品・ユニバーサルデザインの
考え方が、台所でも受け入れられつつあるようだ。

TOTOが04年秋に発売した「座ってラクラクプラン」は座ったままで材料の
下ごしらえや洗い物などができる。売れ筋の価格帯は120万円台。
発売初年度は当初目標の1.5倍の約900台が売れ、累計で3千台が売れた。

トイレ最大手の同社だがシステムキッチンの市場占有率は4~5%程度。
開発リーダーの大野さんは「トイレなどで培ったユニバーサルデザインは、
キッチンでもセールスポイントになると思った」と振り返る。

開発中に実施したアンケートでも、台所でつらいことの筆頭は「立ち作業」(33%)。
販売数が限られる「福祉機器」とは違う大市場があるとみて、商品化を急いだ。 

最大手のタカラスタンダードも今年春、ひざ下にスペースを設けて座れるようにした
タイプを発売した。

2~3年前までは、座れることを「売り」にしたシステムキッチンは、
車椅子利用者らに向けた福祉用か一部高額のオーダー商品だった。TOTOは
「座る便利さが認知され、キッチンの2割は座れるタイプになると思う」と
期待している。」


●もうひとつシステムキッチンに関する別の記事から(05年7月29日 日経)。

「TOTOは、通常、台所での作業は立って行うが、下ごしらえなどは
ダイニングテーブルで作業する人が多いことに着目した。同社のアンケートでも
座って作業をしたいという人が全体の半数に達した。」
  


---記事抜粋はここまで---


バリアフリーは「障害者や高齢者など特定の人に対する、特別な対策」でしたが、
ユニバーサルデザインは「誰にでも使いやすいデザイン」を意味します。
ユニバーサルデザインとは? http://www.pref.mie.jp/UD/HP/home/know/univer/index.htm


「立ってするのが当たり前」と思われていた台所仕事も、
現状を把握するアンケートをしてみると、

・台所でつらいことの筆頭は「立ち作業」(33%)

・座ってできる仕事はダイニングテーブルに座って作業する


といったことがわかります。また別方向(ユニバーサルデザイン)の観点からも
考え合わせて「座れるシステムキッチン」に発想が帰着したと思われます。


TOTOさんは、自社の強み(トイレなどで培ったユニバーサルデザインの考え方)
を活かせる新市場を開拓されたところが素晴らしいです!


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 ■ここからは、この事例について「顧客調査をしたとしたら・・・」という
  過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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私(TOTOの商品開発担当者)は、「台所仕事でのいろいろな作業について、
それぞれの作業のやり方や不満点を探り、新商品開発に活かすため消費者調査を
実施します。


●調査対象者:

・20代~70代の主婦

●調査方法:

まず年代ごとのグループインタビューを実施し、作業の仕方や不満点の抽出をする。
次にアンケート調査を実施し、グループインタビューで抽出した「商品開発の
ポイント」についての割合を調査する。

●調査項目:

・台所での作業内容別(下ごしらえ、調理、洗い物、その他(どんな作業か))の、
 作業方法、時間帯、所要時間、頻度、一緒に作業する人・・・といった
 現状の把握(どんな台所の設備か、またどのような作業方法か、などがわかる
 写真撮影)

・各作業について工夫していること、満足していること、不満なこと


上記のような調査内容から「座れるシステムキッチン」のコンセプトを発想し、
消費者に試用していただき、意見を取り入れながらPDCAを繰り返し、
完成させます。

<PDCA = 計画(plan)⇒実行(do)⇒評価(check)⇒改善(action)>


御社のマーケティング調査にご興味のある方はお気軽にご相談ください(^_^)。

株式会社マーケティング イノベーション 担当:鈴木 規子
メール⇒otoiawase■m-innovation.jp
※(スパム対策です。送信の際は■を@に変換して下さい)

ここまでお読みいただき、まことにありがとうございました!
いつでもご意見やご感想などは大歓迎です! お待ちしています(^^)
改善したり、励みにさせていただきます。

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(スパム対策ですので、■は@にお願いします。)

★取材・執筆依頼も大歓迎です。

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お手数をおかけし恐縮ですがこのメールをそのまま返信していただけますでしょうか?
なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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https://m-innovation.jp/advice/

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『女性視点(?)なマーケティング発想のヒント』  発行責任者:鈴木 規子
■株式会社マーケティング イノベーション https://m-innovation.jp/
奈良県大和高田市昭和町2-2-708
■大阪・奈良・近畿圏内の市場調査・マーケティング調査はご訪問も可能です。
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