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メ-ルマガジン《女性視点(?)なマーケティング発想のヒント》

49号 「無印良品の洗面用具ケース」2006年7月23日

こんにちは!マーケティング イノベーションの鈴木規子です。

また、たいへんご無沙汰しております。(^_^)

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◆女性視点で新しい切り口・コンセプトを提案するマーケティング会社◆
確かな市場調査・アンケート調査・マーケティングリサーチの実績と、商品開発・顧客満足向上提案でクライアント企業様の売上げアップのお手伝いをしています。



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Q:このメルマガって、どんなメルマガ・・・?

A:2006年1月から、不定期に発行しているメールマガジンです。日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、ご紹介しています。
他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。


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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「無印良品の洗面用具ケース」
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■今日の事例は7月22日の日経新聞(Nikkeiプラス1)の記事からです。


記事抜粋:

「出張や旅で宿に到着するたび、洗面所に洗面用品を並べる作業を繰り返す人が
少なくないのではなかろうか。長期滞在ならこの作業も楽しいが、一日二日で
移動する場合は、けっこう手間に感じる。

そんなとき便利なのが無印良品の「吊るして使える洗面用具ケース」シリーズだ。
この製品は、ケースのフタ部分に複数のポケットが付き、立体的な作りになっている。
宿に到着したらケースを開いてフタを伸ばし、中央のフックを洋服掛けなどに
ひっかければすぐ使える。

開発にあたった良品計画の嶋崎さんは「旅先に持参する洗面用具について
アンケートをしたところ、いつも使っているものを荷物に入れると答えた人が
予想以上に多かった」と話す。

特に女性では、普段のフルサイズの化粧水や乳液のビンを、そのまま持つ傾向が
強かった。

二百ミリリットルまでの化粧品のビンが立てに入る「ボックスタイプ」と
小さく折りたためる「三つ折りタイプ」がある。
前者は女性に支持されており、後者は圧倒的に男性が買う例が多い。
「シャンプーからタオルまで入るので、ゴルフに持っていく」との声もあるそうだ。」


吊るして使える洗面用具ケース(ボックスタイプ)↓
 http://store.muji.net/static_html/pc/search/detail_4548076695202.html


---記事抜粋はここまで---


こういう新商品を見ると、ほんとに「まだまだ市場は可能性に溢れているんだな~!
自分もがんばらないと!」と、やる気が出ます(^^)

私もこの商品、ほしいなと思いました。以前はよく出張に行っていたのですが、
出張が多い人には特に役立ちそうな商品です。

私は化粧水などを入れるポーチ、メイク用ブラシやメイクアップ用品を入れるポーチ、
などとポーチを分けて持っていっていたのですが、この商品のように
ひとつにまとめられて、「ハンガーみたいにどこにでもひっかけられるフックが
ついている」商品があったら、
「そうそう!こんなのが欲しかったの!」と思って絶対買っていたでしょう(^^)。


特にこの商品が極めつけに良い点は「ハンガーみたいにどこにでもひっかけられる
フックをつけた」という工夫がされているところのようにも思います。

鏡台がなくて、ユニットバスの鏡でお化粧しなくてはいけないときなど、
カーテンレールにひっかけて使えますので、大助かりしそうです(^-^)。


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 ■ここからは、この事例について「顧客調査をしたとしたら・・・」という
  過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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記事中に「旅先に持参する洗面用具についてアンケートをしたところ、
いつも使っているものを荷物に入れると答えた人が予想以上に多かった」
とありますね。

そのように今回の事例でも、旅行や出張などの際の、洗面やお手入れグッズに
ついての「現状の把握」が商品開発のポイントになっているのがわかります。


例えばアンケートで「旅行に行くときにあったら便利だなと思うものはありますか?」
といった質問をしても、なかなか商品化できるようなアイデアはいただけないもの
です。こちら側(メーカー側)が「こんなのを作ってみたんですけど、どうですか?」
と提示してみて初めて「そうそう!こんなのが欲しかったの!」と言ってもらえる
のです。

「こんなのが欲しかった」ということは潜在的な欲求や潜在的な不満がある場合が
多いですので、それを浮き上がらせるために「現状の把握」をアンケートや
インタビューなどで行うのです。



それで、今回の事例について「顧客調査をしたとしたら・・・」の妄想ですが
今回の場合は、日常している行為(お手入れ)× 旅行(という「シーン」)
での行動の現状を把握する調査を実施します。


●調査対象:

・一年に1回以上宿泊を伴った旅行・出張をする男女


●調査項目:

・日常で行っているお手入れ(歯磨き、洗顔、入浴、洗顔や入浴後の手入れ、
   メイクアップ、髪の毛の手入れなど)に使っているもの(写真撮影)

・旅行時に持っていく「お手入れ用品・道具」と、
   その携帯方法(何に入れていくかなど)(写真撮影)
 その携帯方法についての不満点は?

・日常で使用しているもの以外のものを旅行時には持っていくものは何か?
 その理由は?

・日常で使用しているもので、旅行時には持っていかないものは何か?
 その理由は?

・宿泊先での「お手入れ用品・道具」の置き場所(カバンに入れたままだとか、
   洗顔セットをバスルームに置いておくなど)


このような項目を調査し、「旅行用の携帯お手入れケース」のコンセプトを
考えます。

消費者に試用していただき、意見を取り入れながらPDCAを繰り返し、
完成させます。

<PDCA = 計画(plan)⇒実行(do)⇒評価(check)⇒改善(action)>

御社のマーケティングリサーチにご興味のある方はお気軽にご相談ください(^_^)。

株式会社マーケティング イノベーション 担当:鈴木 規子
メール⇒otoiawase■m-innovation.jp
※(スパム対策です。送信の際は■を@に変換して下さい)

ここまでお読みいただき、まことにありがとうございました!
いつでもご意見やご感想などは大歓迎です! お待ちしています(^^)
改善したり、励みにさせていただきます。

ご感想などはこちらまでお願いいたします。
⇒ mm■m-innovation.jp
(スパム対策ですので、■は@にお願いします。)

★取材・執筆依頼も大歓迎です。

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お手数をおかけし恐縮ですがこのメールをそのまま返信していただけますでしょうか?
なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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『女性視点(?)なマーケティング発想のヒント』  発行責任者:鈴木 規子
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