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メ-ルマガジン《女性視点(?)なマーケティング発想のヒント》

93号 「少子化でも300万足も売れた子供用靴って?」2007年6月6日

こんにちは!マーケティング イノベーションの鈴木規子です。

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Q:このメルマガって、どんなメルマガ・・・?

A:このメルマガでは、日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、ご紹介しています。
他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。


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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「少子化でも300万足も売れた子供用靴って?」
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●今日は6月2日の日経新聞の記事からです。


記事抜粋:

「走りやすさを重視したスポーツ靴を、子供に選ぶ家庭が増えている。
靴底を工夫して地面をけりやすくした、軽量の商品などが人気を集めている。
子供の足の健康に配慮し、適正なサイズを求めて頻繁に買い換える親も多い。
このため靴専門店などの店頭では、品切れとなる商品も見られる。

一番人気はアキレスの「瞬足(しゅんそく)」。
靴底にある滑り止めの突起物の配列が、最大の特徴だ。トラック競技の
左回りのコーナーを走りやすいように左足は外側、右足は内側にと、
突起物の配列を左右非対称にした。
最も軽いタイプが片足130グラムと、同社の従来品より二割以上軽い。

東京都杉並区の靴専門店に小学生の子供と訪れた主婦は、「友達から
『軽くて走りやすい』と評判を聞いた子供にせがまれて」と瞬足を購入。

「100万足を超えれば大ヒット」という靴市場で、瞬足シリーズの
2006年度の販売実績は前年度比1.9倍の約300万足に達した。

消費者の声を反映して、他のメーカーや靴専門店も、走りやすさを追求した
靴を相次いで投入している。」


瞬足って?→ http://www.achilles-shoes.com/syunsoku/junior.html


---記事抜粋はここまで---


「少子化」で市場は縮小傾向と見えるところでも、「目の付け所によって
新しい市場を作り出せるんですよ」という、やる気が出てくる好例ですよね(^^)。


ちなみに、民間調査会社の産業構造総合研究所による「乳幼児から中学生までの
スポーツシューズの国内市場規模(メーカー出荷ベース)と、金額は以下のように
なっています。

          04年  →  05年

国内市場規模: 579万5000足   617万足

金額    : 約142億円    約150億円


昔みたいに「子だくさん」ではないですから、子供に与えるものの種類や質、
子供に対するかまい方(心配・配慮・関与)も、きめこまかく、また
レベルが高くなっています。

金額面では、以前はシックスポケット(両親と両方の祖父母の6人が
お金を出す)といわれていましたが、現在はそこに加えて両親のきょうだい
(子供から見るとおじさん・おばさん)までスポンサーに加わってますね。

そういった「子供の世話を焼きたい周囲の人たちの心理」をくみとって、
子供マーケットをきめ細かい切り口で見てみると、あなたの会社でもまた新しい
商品やサービスのヒントが生まれるかもしれませんよ(^^)。


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 ■ここからは、この事例について「マーケティング調査をしたとしたら・・・」という
  過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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子供用靴の商品開発のコンセプトを考えるときの最初の切り口は、
どんなものがあるでしょうか?

子供用靴ですと、以下のようなものが考えられます。
(以下の「たとえば」の例示内容は、実際にはもっと詰めないといけないので、
だいたいの例ですがご了承を(^^)。)

・からだの発育段階
(たとえば、7~8歳用、9~10歳用・・・など)

・靴の利用シーン
(通学時用、校内用〔体育の時間、運動会、自由時間・放課後に遊ぶ時など〕、
 校外用〔遠足、修学旅行など〕、自主参加のスポーツ用(野球、サッカーなど)、
 ふだん友達と遊ぶ時用、家族と遊びに行く時用、おしゃれする時用・・・etc)
 
・天候・季節
(雨の日用、晴れの日用、春用、用夏、秋用、冬用 など)

・靴の機能別
(通気性、耐久性、体質改善・保持(偏平足を防ぐなど)など)

・目的別
(歩く、走る、遊ぶ、スポーツする、など)

・・・などが考えられるのではないかと思います。

上記は「仮説のワク」のようなもので、まだ調査には落とさずに保留しておきます。


そして、現状の子供靴市場の商品についても調べてみる必要があります。

他社と自社について、上記のような切り口それぞれについて、
どんな商品が何種類あるか、価格はいくらか、といったことを調べるのですが、
これは「ポジショニングマップ」などの図に描いてみると、視覚的に
理解できますのでわかりやすいものになります。

図に描いてみることで、たとえば「スポーツシューズでも、野球やサッカーの
靴は充実しているが、徒競走用の靴がないなぁ!」などと発見できたりする
んですよ(^^)。


最初に挙げた「切り口」の段階では可能性が広がりすぎていますので、
マップで「がら空き市場」を発見したり、マーケティング調査(今回の場合なら、
子供に話を聞いたり、子供の動きを観察したりする調査)で、潜在欲求のある
コンセプトを発見します。

そして子供と母親の意見も取り入れながら

計画(plan)⇒実行(do)⇒評価(check)⇒改善(act)で実施していきます。


ということで今回は、「切り口」について掘り下げてみました。

株式会社マーケティング イノベーション 担当:鈴木 規子
メール⇒otoiawase■m-innovation.jp
※(スパム対策です。送信の際は■を@に変換して下さい)

ここまでお読みいただき、まことにありがとうございました!
いつでもご意見やご感想などは大歓迎です! お待ちしています(^^)
改善したり、励みにさせていただきます。

ご感想などはこちらまでお願いいたします。
⇒ mm■m-innovation.jp
(スパム対策ですので、■は@にお願いします。)

★取材・執筆依頼も大歓迎です。

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お手数をおかけし恐縮ですがこのメールをそのまま返信していただけますでしょうか?
なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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『女性視点(?)なマーケティング発想のヒント』  発行責任者:鈴木 規子
■株式会社マーケティング イノベーション https://m-innovation.jp/
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