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メ-ルマガジン《女性視点(?)なマーケティング発想のヒント》

12号 「労使交渉での育児・介護支援策」2006年3月9日

こんにちは!マーケティング イノベーションの鈴木規子です。

また、たいへんご無沙汰しております。(^_^)

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◆女性視点で新しい切り口・コンセプトを提案するマーケティング会社◆ 確かな市場調査・アンケート調査の実績で、商品開発・顧客満足向上提案でクライアント企業様の売上げアップのお手伝いをしています。



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Q:このメルマガって、どんなメルマガ・・・?

A:このメルマガでは、日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、ご紹介しています。
他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。


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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「労使交渉での育児・介護支援策」
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■3月9日の日経新聞に、「大手企業が労使交渉で、育児・介護関連の
福利厚生を充実させる要求に応じる姿勢を見せ始めた」と掲載されていました。

組合側の要求内容は、育児・介護での休暇を取りやすくすることや、
勤務時間を柔軟に変えられることなど、労働時間面での改善要求となっています。

経営側もこの要求には前向きであり、その背景には団塊世代の大量定年退職と
少子化の進展があり、企業競争力を維持するには女性が就職しやすく出産後も
働きやすい環境を整え、優秀な人材をひきつける必要があるためです。



・・・これをマーケティング的に見るとどうなるかと申しますと、
「インターナル マーケティングの充実」に結びついていきます。


企業から見て消費者や取引先向けなどのマーケティングは
「エクスターナル(外側の)マーケティング」であり、
一般的に「マーケティング」という言葉を使うときはこちらを指します。


「インターナル(内側の)マーケティング」は社内向けマーケティング、
つまり従業員を顧客と捉えるマーケティングの考え方です。


インターナル マーケティングはあまり取り上げられることはないですが、
外向けに優れたサービスを提供するためには、まず従業員の満足度を高め、
やる気をもって働ける環境を整えることが不可欠となります。


たとえばお客さまに直接接するサービス業だと、わかりやすいですよね。

サービス業では、接客する従業員の態度によって提供されるサービスの品質が
左右されますから、たとえば不満があってやる気のない従業員ばかりの
ガソリンスタンドがあったとしたら繁盛しないでしょう。
(ちょっとヘンな例だったかもしれませんが、私は多少遠くでも、
感じのよいガソリンスタンドに行っています(笑))


また、サービス業ばかりではありません。意識の低い従業員が多い工場では
不良品の発生率は高く、生産性も下がります。
事務職でも営業職でも同様のことがいえます。



ここでインターナル マーケティングで卓越している例として、
大阪のホテル「リッツ カールトン」を挙げさせていただきます。


このホテルのサービスは日本一との評価が高いのはご承知の通りですが、
社員向けのインターナル マーケティングについても
まさに「この理念があるから、このサービスの高さとなって
具現化されているのだ!」というものです。


リッツ カールトンのサービス哲学の特徴をいくつか挙げますと

●従業員を<内部顧客>と呼び、同じ目線でお互いを理解しあい、心から
尊敬しあう。

●「紳士淑女にお仕えする私たちも紳士淑女です」というモットー。

●企業の心と魂が従業員を通してお客様に伝わって、初めてホテルは
ひとつのブランドへと昇華される。


などがあり、従業員もお客様として扱われ、
そして紳士淑女としての立ち振る舞いや感性を身につけることが
求められています。



また、リッツ カールトン(会社側)から従業員へは以下の内容を
約束しています。

●従業員を紳士淑女として尊重し、才能を伸ばすために最大限の
教育の機会を用意すること。

●個人個人の夢を実現するお手伝いをすること。

●充実した生活が実感できる職場環境を整えていくこと。


このようなエクセレントな内容を、ここでひと言でまとめてしまうのも
ちょっとはばかられるのですが、リッツ カールトンの例から
従業員の満足を高める要因のひとつは「尊敬と信頼にある」と
いえるのではないでしょうか?



■(話は変わりまして)満足度の話の際には、
よく「マズローの欲求段階説」が出てきます。


これは「人間の欲求は5段階のピラミッドのようになっていて、
欲求は底辺から始まり、1段階目の欲求が満たされると、1つ上の欲求を
目指す」という説でありまして、


その内容は、下(1段目)から順に

1)生理的欲求



2)安全の欲求
         1・2は人間が生きる上での根源的な欲求、
         食欲や性欲及び俗にいう物欲・金銭欲です。
         (企業でいえば給料となります)


3)親和の欲求
         3の親和の欲求は他人と関りたい、
         他者と同じようにしたい、集団に帰属したい
         という欲求です。


4)自我の欲求
         4の自我の欲求は、自分が集団から価値ある存在と
         認められ、尊敬されることを求める欲求です。



5)自己実現の欲求
         そして5の自己実現の欲求とは、自分の能力、
         可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を追求する
         欲求です。


となっています。


たとえば「1,2を充足していない職場環境では、
5の創造的能力の発揮を求めるのは難しい」といった結果もあり、

従業員への待遇がどの段階にあるのか、あるいは
個々の従業員がどの段階にいるのか、によって施策や対応を
変える必要があります。



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 ■ここからが、この事例について、過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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「この事例」って「どの事例よ」というくらい話が飛び回ってしまいましたが、
労組側からではなく、経営者からみた従業員満足度向上策策定の事例です。


私(経営者)は、従業員がやる気をもって、継続して働いてもらうためには
どうするかを考えるために調査をします。

上司や私(経営者)に気兼ねせず、できるだけ本音を出してもらえるように
配慮します(無記名で、回収も「目安箱」を用意するなど)。


●質問項目

・労働時間、休日出勤、有給取得(取りやすさも含め)など

・自身にとっての仕事の位置づけ

・職場環境の満足・不満足

・会社での将来についての意識

・自身の将来についての意識

・会社の社会貢献についての意識

・プライベートでの興味事項、満足度

などをアンケート調査し、場合によっては、より深く知るために
ヒアリングも実施します。


その中から、自社の課題点をみつけ、優先順位をつけて
PDCA(計画(plan)⇒実行(do)⇒評価(check)⇒改善(act))
で実施していきます。



■■■編集後記■■■


私は10年以上前に某大手家電メーカーの労組の
ビジョン策定のための従業員調査を実施したことがありました。
(現在勝ち組といわれている企業の中の1社です)

調査結果では、仕事面での満足度は割合に高く、
食堂や体育施設の充実と、職場の快適環境づくりが求められていました。

また製造部門では「評価方法」、研究部門では「器具・備品や
アシスタント不足」、営業部門では「長時間労働」といったように
部署別での特徴もありました。


今考えると、勝ち組になったベースには、会社側が従業員満足の向上を
重視していたこともあるのではないかと思います。

御社のマーケティングリサーチにご興味のある方はお気軽にご相談ください(^_^)。

株式会社マーケティング イノベーション 担当:鈴木 規子
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『女性視点(?)なマーケティング発想のヒント』  発行責任者:鈴木 規子
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