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メ-ルマガジン《女性視点(?)なマーケティング発想のヒント》

82号 「会社でのお菓子欲求の掘り起こしです」2007年3月11日

こんにちは!マーケティング イノベーションの鈴木規子です。

また、たいへんご無沙汰しております。(^_^)

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Q:このメルマガって、どんなメルマガ・・・?

A:このメルマガでは、日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、ご紹介しています。
他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。


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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「会社でのお菓子欲求の掘り起こしです」
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今日の事例は3月10日の朝日新聞(be)の記事からです。

記事抜粋:

「PR会社のビルコムに勤める畑さん(26)の夜の友は、オフィスの片隅
にあるお菓子。
「残業中に小腹がすいたとき、社外に出るのはおっくうなのでつい手が出ます」
という。

口にするのはオフィスグリコの菓子だ。江崎グリコが99年に始めたサービスで、
チョコレートやビスケット、ガムなどが詰まった箱を職場に置いて、食べた分だけ
料金を支払う。1箱に100円の菓子が24個入っている。

ビルコムでは昨年6月に導入し、基本的に週に一度補充する。社員総数30人弱
だが、若い人が多く、二つ置かれたグリコの箱は程なく空になり、一週間先の
補充の日までもたないことが多いという。

江崎グリコが昨年、東京都内の20~30代のビジネスマン千人に調査した
ところ、9割が勤務中におやつを食べるという結果が出た。

オフィスグリコは、お菓子は食べたいけど、「コンビニなどで女性に交じって
お菓子を買うのはちょっと・・・」という男心もとらえたようだ。
その人気はじわじわと広がり、全国の企業に8万5千箱置かれている。」


オフィスグリコって?⇒ http://www.ezaki-glico.net/officeglico/index.html


---記事抜粋はここまで---

オフィスグリコのことはご存知の方も多いと思います。

99年にこのサービスのことを知ったときには、斬新な目の付け所に感嘆
すると同時に、「続くのかな?」「採算が取れるのかな?」と思っていた
のですが、現在は「全国の企業に8万5千箱」とのこと!

しくみは「富山の置き薬方式」ですが、「オフィスに置きお菓子」の発想が
すばらしいですよね!(^^)

私が以前勤めていた会社はオフィスグリコはなかったですが、男性も普通に
デスクで仕事しながらお菓子を食べていました(わりとラフな雰囲気の
広告代理店だったからかもしれませんが)。
特にチョコレートを食べている男性が多かったように記憶しています。

その会社には休憩時間にヤクルトさんが来ていたのですが、その時に購入
しているのは8割方が男性でした。
1階に自販機があり、隣りにコンビニもあったのですが、買いに行くのが
面倒だとか時間がないとか、ひとつだけコンビニで買うのも気が引けるとか、
いらないものまで買ってしまうとか、何か理由があったのでしょうね(^^)。

オフィスグリコは、そういった男性の潜在欲求と潜在不満を解消したことも
継続利用につながっているようです。

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 ■ここからは、この事例について「マーケティング調査をしたとしたら・・・」という
  過去にさかのぼった私の妄想の世界です。
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この「オフィスグリコ」のような発想に辿り着くには、最低でも2段階の
マーケティング調査が必要ではないかと思います。

まず、消費者がお菓子を消費するシーン(家で、学校で、オフィスで、行楽で、
移動中に、など)や、その消費のために「どこで」「何を」購入するかなどを
明確にします。

その結果から「オフィス消費」に目を付け、その市場の拡大策立案のために
オフィスで仕事をする人たち(老若男女)を対象にマーケティング調査を実施します。


仮説は

・仕事中、ちょっとおなかが空いた時、ちょっとしたお菓子をつまんでいるの
ではないか?(あるいは、お菓子か何かを食べたいと思っているが、
食べられないのではないか?)

・食べない理由は、どのようなものか?
  買う場所がない
  買いに行く時間がない
  買いに行くのが面倒
  お菓子を買うのが恥ずかしい
  社内の雰囲気が食べにくい
  オフィスで食べやすいお菓子がない

・仕事中にお菓子を食べることによる効果があるのではないか?
  エネルギー補給ができて、頭の回転がよくなる
  空腹解消でストレスも解消
  味覚の満足
  ちょっとした気分転換
  お菓子で幸せ

などで、

質問内容は

・オフィスでの「飲み物」と、「食事以外で食べているもの(ガムも含む)」
 の摂取状況(いつごろ、何を、その購入方法など)

・オフィスでの「飲み物・食べ物」に関する満足点・不満な点

・オフィスでの理想とする「飲み物・食べ物」(いつ、どのようなもの、など)

・オフィスでの飲食をするきっかけ・動機(どのようなときに)、気分

など。

このようなマーケティング調査を実施してコンセプトを固め、途中で消費者の評価も聞きつつ

計画(plan)⇒実行(do)⇒評価(check)⇒改善(act)で実施していきます。

株式会社マーケティング イノベーション 担当:鈴木 規子
メール⇒otoiawase■m-innovation.jp
※(スパム対策です。送信の際は■を@に変換して下さい)

ここまでお読みいただき、まことにありがとうございました!
いつでもご意見やご感想などは大歓迎です! お待ちしています(^^)
改善したり、励みにさせていただきます。

ご感想などはこちらまでお願いいたします。
⇒ mm■m-innovation.jp
(スパム対策ですので、■は@にお願いします。)

★取材・執筆依頼も大歓迎です。

※解除の方法:もし今後ご不要な場合は、すぐに解除させていただきますので、
お手数をおかけし恐縮ですがこのメールをそのまま返信していただけますでしょうか?
なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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よろしければいちどご利用ください。
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『女性視点(?)なマーケティング発想のヒント』  発行責任者:鈴木 規子
■株式会社マーケティング イノベーション https://m-innovation.jp/
奈良県大和高田市昭和町2-2-708
■大阪・奈良・近畿圏内の市場調査・マーケティング調査はご訪問も可能です。
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