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メ-ルマガジン《女性視点(?)なマーケティング発想のヒント》

134号 「大失敗をしないための事業前に実施するアンケート調査とは?」2022年3月15日

◆女性視点で新しい切り口・コンセプトを提案するマーケティング会社◆
クライアント企業様から高い評価を頂いている市場調査・マーケティングリサーチ(アンケート調査・グループインタビュー調査・デプスインタビュー調査など)の実績と、新商品開発・顧客満足向上などの課題解決策提案で経営革新のお手伝いをしています。

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Q:このメルマガって、どんなメルマガ・・・?
A:2006年1月から、不定期に発行しているメールマガジンです。日常生活や新聞・雑誌などで目にした「お客さま発想な商品やサービス」の事例を取り上げ、ご紹介しています。
他業界の事例でも「関係ない」とお考えにならず、「自社に応用できるところはないか?」という視点で、何かのヒントにしていただけると幸いです。


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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「ベネッセの大失敗をしないための事業前に実施するアンケート調査とは?」
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■今回は、ベネッセのオンライン習い事サービスの事例です。
2022年2月21日の日経MJの記事からの抜粋です。


記事抜粋:ベネッセホールディングスは今春、オンラインによる子ども向けの習い事サービス「チャレンジスクール」を始める。まずダンスや絵画などのアートを学ぶ講座を開く。習い事のために子どもを送迎することが難しい共働き家庭も多い。オンライン活用で保護者の負担軽減につなげる。

4月に開講するダンス講座(受講料月額5980円)は、3歳ごろの年少児から小学6年生までを対象としている。子ども向けのダンススクールを運営するエイベックスと連携してカリキュラムを作成した。

週1回、講師と生徒がオンラインでやりとりしながらレッスンを行う。講師が生徒一人一人に声かけしながら指導するため、実際のダンス教室と同じような臨場感を得られる。レッスン時以外は、専用アプリを使うことでダンス技術の予習・復習もできるようにした。

子どもに習い事をさせたいと考えている保護者は少なくない。一方ベネッセが2021年6月に3~12歳の子どもを持つ保護者に実施したアンケートによると、習い事をするにあたり不安に感じることとして「送迎(14%)」や「新型コロナへの感染リスク(13.6%)」などが挙がった。また、「通いたい習い事の教室が近くにない」という意見もあったという。

チャレンジスクールの担当責任者によると「習い事をオンライン化することで、場所を問わず子どもがやりたいことをできる環境を整えたい」という。

---記事抜粋はここまで---

オンラインによる子ども向けの習い事サービスを始める前に、ベネッセはしっかりフィジビリティ・スタディを実施しているという事例です。
上記のようなアンケート調査は実行可能性、採算性などの調査の中のひとつになりますが、こういった生活者アンケート調査をきちんと実施せずに勘で始めてしまい、大きな赤字になることが散見されます。

今回のアンケート調査結果では「習い事をするにあたり不安に感じることとして「送迎(14%)」が挙がった」とあり、これが送迎が不要となるオンラインレッスンの事業化の、1つの裏付けデータになっていると考えられますね。

この「送迎(14%)」だけを裏付けデータにするのではなく、他にも例えば費用はどれくらいを払えるかや、どんなレッスンが望まれているか、お子さんこれまでにどのような習い事をさせた経験があるか、実際にいくら位支払ってきたか等々、事業化の成功の確度を上げるための質問をしていたと想定されます。

サービスの対象者への事前のアンケート調査やインタビュー調査を実施することで、事業の失敗の確率は下げられますので、必ず実施すされることをお勧めします。

弊社ではアンケート作成代行サービスや、インタビュー調査も実施しておりますので、お気軽にお問合せ下さい。


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